コロナ禍での毎日が教えてくれたことがある。
リモートでのコミュニケーションによって毎日会社に通わなくても仕事ができること、住宅が毎日のプライベートな生活の場であるだけではなく、時には仕事の場になり、あるいはリモートの飲み会などのコミュニケーションの場に変容することも経験した。
ここに展示したのは家具を中心とした住空間の提案である。
ダイニングテーブルとして食事はもちろん、椅子に座って行う立礼茶席にも変容し、PCを繋いで仕事することも可能なテーブル、あるいは寝室で横になりながらでもタブレットでインターネット経由のコミュニケーションも可能なベッドの提案など、個別の家具のデザインの先に新しいライフスタイルを提案した。